大人にもおすすめな絵本「カラーモンスター きもちはなにいろ?」

こんにちは。マーケティング課 齊藤です。
少しずつですが、春の気配も感じるようになり、日も長くなってきましたね。
朝は日の光で起きたい派なので、太陽の出ている時間が長くなることが嬉しいです。

さて、今回はおすすめの絵本の紹介です。
基本的に絵本はネットで購入することが多いのですが(ポイントがつくので)、
この絵本は本屋さんで見本を読んで、「すぐに欲しい!」と思って、その場で購入した絵本です。

大きめのハードカバーの絵本なのですが、全てのページが飛び出すしかけ絵本になっています。
ネタバレになってしまうので、全てのページは紹介しませんが、少しだけ紹介させていただきます。

「わたしの ともだちを しょうかいします
このこは カラーモンスター」

という出だしでスタートします。

カラーモンスターはとても複雑な気持ちのようで、
その気持ちのせいで、体の色までぐちゃぐちゃになってしまっているようです。

女の子が「この いれものに きもちは わけてみるのは どう?」と提案してくれます。

ここから一つ一つの気持ちを整理していきます。

「これは おだやかな きもち
おほしさまや おひさまのように かがやいているわ

わらったり ジャンプしたり ダンスしたり あそんだり
それは ほかの ひととも
いっしょに かんじたい きもち」

「これは ふあんで こわい きもち
まっくらな もりに
はいって しまったみたい

そんなとき じぶんが ちっぽけで
なにも できないと かんじるの
ふあんは ゆうきを うばうわ」

一つ一つの気持ちが開く度に紹介されていきます。
さぁカラーモンスターは上手に気持ちの整理ができるのでしょうか。

大人でも気持ちがぐちゃぐちゃになってしまうことってありますよね。
逆に、大人の方がいろいろな気持ちが混ざって、
複雑すぎる気持ちになってしまうことがあるような気がします。

嬉しいのに悲しい、喜びたいけど喜べない、嫉妬やプライド。
複雑な気持ちを上手く整理できないと、
気持ちがずっとモヤモヤしていたり、
人に八つ当たりをしてしまうこともあるかもしれません。

この絵本を読んでから、時々娘に「今はどんな気持ち?」と聞くのですが、
「きいろのおだやかなきもち!」「うれしいきもち!」と
自分の気持ちを答えてくれます。

自分が何に嬉しいと感じるのか、
何に怒りを感じるのか、
どんな時に穏やかな気持ちでいられるのか、
自分を分析できると少し生きやすくなるかもしれませんね。

大人が絵本を手に取ることはなかなか無いと思いますが、
大人にもぜひ読んでほしい絵本です。

何度読んでもじーんと来て、考えさせられる私も大好きな絵本です。

齊藤

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です