紗羅餐は「さらざん」と読み、フランス語でお蕎麦を意味します。こちらはお蕎麦屋という一般的なイメージや常識をひっくり返すようなお店です。ジャズが流れ、家具や器、調度品一つ一つにこだわりが感じられるシックで大人な雰囲気。名古屋では、南区の本店、中部国際空港、ミッドランドスクエア、千種区と展開されています。
本店の店内にはオープンキッチンでカウンター席、テーブル席、個室があります。特にカウンター席は開放感があり、お隣の神社の緑や鳥を愛でながら、ゆっくり食事できます。ちなみにこの神社は喚続神社(よびつぎじんじゃ)といい、大永3年(1523)年に創建されたもの。日本で2番目に古い隕石が祀られていたそうです。
こちらではお昼のコース料理をいただきましたが、どれも見た目に美しいだけでなく、一品一品、お出汁のきいた丁寧な味付け。伝統的ですが、新鮮な驚きや感動があります。特にびっくりしたのは、桜海老掻き揚げ。まるで王冠のような、インパクトのある見た目で、カリッ、フワッとした触感。ボリュームがありますが、決して油っこくなく、病みつきになりそう。また、メインのお蕎麦は上品でコシがあり、スッキリした喉越し。特製のつけ汁も美味しいです。シメは蕎麦粉を用いたフワッとしたロールケーキと、蕎麦茶コーヒー、ゼリー、アイス。これら、全てにお蕎麦が使われています。お蕎麦屋さんでまさかコーヒーが飲めるとは。すみずみまで、お蕎麦へのこだわりが伝わってくるメニューです。
店内には色鮮やかな絵画や、ブロンズ像が飾られています。それが、黒を基調とした店内にとても合っています。ちなみに、店内のテーブルは全てアフリカから取り寄せたブビンガという木を使っているそう。伝統とモダンが織りなす雰囲気が上品で心地よく、食事の時間を心から楽しむことができます。
名古屋はどちらかといえば、うどん文化圏です。しかし、お蕎麦を愛するオーナーは、蕎麦文化を広めるという使命感を持って事業にのぞまれているそう。なんと、蕎麦打ち教室までされています。今や、そのお弟子さんのお店もたくさんできており、店内には弟子マップもありました!お弟子さんのお店はいずれも人気店だそう。お弟子さんたちのお店にもぜひ足を運びたいです。たくさんあるので。
名古屋市南区には
素敵な物件がたくさんあります。
ぜひ探してみてください。