持ち家をはじめ、所有物件を早く売りたいときにはどんなコツがいるのでしょうか。
事情によっては、本当に急がなくてはならないこともありますよね。
家を早く売るためには、売り出し方や、そもそもの売却方法を見極める必要があります。
本記事では家が早く売れるコツや、適した売却方法についてご紹介します。
なかなか家が売れなくて困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
なかなか売れない理由
売れない理由は物件の状態や立地、環境もあるかもしれませんが、実は営業担当者とのマッチングも重要です。
・担当者が積極的に連絡してくれるか
・周辺の同等物件の販売経験があるか
・営業担当者との相性が良いか
売ることに前向きな担当者なら積極的なアクションをしてくれます。
宣伝や購入希望者への説明など、売却活動を活発にしてくれるでしょう。
また、売りたい物件の周辺で同等、あるいはそれに近い物件を過去に販売した経験があるかどうかも重要です。
購入希望者が求めるメリットや知りたいことの説明がスムーズになり、購買意欲を高めてくれます。
さらに、営業担当者との相性も大切です。
どんな優秀な担当者でも、相談しやすいと思える人でなければお付き合いが難しくなります。
「一般媒介契約」「専任媒介契約・専属専任媒介契約」の違い
不動産の買い手探しは1社だけしか依頼できないわけではなく、複数の会社に並行して依頼が可能です。
これを「一般媒介契約」といいます。
複数の会社が宣伝してくれるため、目にする買い手の人数が増えるというメリットがある一方で、担当者があまり力を入れない可能性があるというデメリットも生じます。
一般媒介契約の場合、早く売れる不動産には以下のような特徴があります。
・立地条件や住環境が良い
・不動産の状態が良い
対して、1社だけに依頼するのが「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」と呼ばれる方法です。
契約の有効期間は3カ月以内と法律で定められています。
担当者が力を入れやすいメリットがある一方で、買い手の目に触れる機会が一般媒介契約より少ないというデメリットがあります。
・担当者が力を入れるので買い手にじっくり説明できる
・窓口を一本にまとめられる
専任媒介契約・専属専任媒介契約は、このようなメリットを活かすと物件が早く売れる傾向にあります。
担当者と小まめに連絡を取り合えるかどうかが鍵になりますね。
売却方法の変更も視野に
できるだけ早く売りたいという希望が強いのであれば、売却方法の変更を視野に入れてみるのも有効な方法です。
不動産会社は物件売却の仲介をするほか、直接買い取る「買取制度」があります。
買い手を探すのではなく、不動産会社に売るということですね。
直接買取はとにかく買い取り完了までがスピーディーになるメリットがあります。
ただし、仲介で売却するよりも、査定額が下がってしまうというデメリットが発生します。
売却金を次の住宅の購入費に充てたい、ほかのことに使いたいなど、何かの資金にする予定がある人は金額に注意する必要があります。
思った以上に査定額が下がることも覚悟したほうが良いでしょう。
・とにかく早く売りたい
・査定額が下がっても気にしない
このような条件に当てはまるのなら、買取制度がおすすめです。
とはいえ、すべての不動産が買取制度をおこなっているわけではないので、その点は先に確認しておきましょう。
また、不動産会社によっては一定期間が過ぎても売れなければ買い取ってくれる「買取保証」を採用していることもあります。
対象の不動産会社が定めた一定期間を待つ必要があるため、多少時間はかかりますが、いずれ確実に売れることが分かっているので、安心できるのも確かですね。
売れるまでのスピードは対策次第
物件が売れるまでのスピードを早めるには、担当者とよく相談できる環境が必要です。
立地や物件状態に関してもよく考えましょう。
どうしても売れない、またはとにかく早く売りたいという場合には、仲介売却ではなく、直接買取をおこなっている不動産会社に改めて相談してみるのも1つの選択肢です。