太陽光発電は一般家庭でどう使う?導入するメリット・デメリット

かつては家庭と縁遠かった太陽光発電ですが、近年は技術の発達で一般の住宅にも設置できるようになりました。
太陽光を利用して発電するシステムは、エコ視点や家計の節約に役立つと言われています。

太陽光発電にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、設置に向いている家屋はどのようなタイプでしょうか。
自然環境に配慮しながら、お得感を実感できる太陽光発電についてチェックしてみましょう。

太陽光発電とは?そのメリット・デメリット

一般家庭の太陽光発電というと、屋根にずらりと並んだパネルを想像するのではないでしょうか。
もちろんあのパネルも太陽光発電に欠かせない部品の一部です。
ほかにも多数の部品を使い、発電をおこないます。

太陽光発電を家庭に導入するためには、高額な費用が必要です。
軽い気持ちで設置を決められる人は少ないでしょう。
まずはメリットとデメリットを把握し、判断材料にしてみてはいかがでしょうか。

太陽光発電のメリット

太陽光発電のメリットは、自然環境面と家計面のどちらにも存在します。

・電気代が節約できる
・電力会社へ売って収入になる
・停電しない
・環境に優しい

電気代が節約できる上に、電力会社へ売る(売電)ことによって安定した収入に繋がります。下手な投資商品よりも安定しているという評価もあるほどです。

さらに、何らかの事情によって近隣一帯で停電が起きても、太陽光発電に自立発電機能があれば、自宅だけは停電しません。
災害時に不安な夜を過ごさずに済むでしょう。

また、環境に優しいことは言うまでもありませんね。
空から降り注ぐ太陽光を燃料にした太陽光発電は、一般的な発電方法よりもずっと自然環境に優しいシステムです。

太陽光発電のデメリット

メリットが多くかじられる太陽光発電ですが、対して、デメリットも存在しています。

・高額な設置費用、メンテナンス費用が必要
・パネルの重さが屋根に負担をかけがち

確かに太陽光発電の費用面は、初期投資からかなりの額になります。
また、先々のメンテナンス費用もいずれ必要になるでしょう。
ただ、自治体によっては設置費用の補助が出ることもあります。
メンテナンス費用も売電の利益を一部積み立てれば助けになるはずです。

住宅面への影響なら、屋根のソーラーパネルが重く、屋根に負担をかけてしまう可能性がありますが、軽いパネルを設置することで改善できます。

太陽光発電の設置に向いている家のタイプは?地域は?

一般住宅でも設置が容易になった太陽光発電ですが、家の向きやお住まいの地域によっては、向き不向きがあります。

・南向きで日当たりが良い
・日射に恵まれている地域である

太陽光発電は、太陽に当たる時間や日射量が多ければ多いほど、たくさんの電気を生み出せます。
ソーラーパネルを設置する屋根が南向きでよく日が当たる住宅、かつ、天気の良い日が多い地域が向いているでしょう。

天気が良いと日射量が多い=南に行くほど多くなる、と考えるかもしれませんが、実際はそうでもありません。

全国の日射量や太陽光発電量を見てみると、日本の最南端に位置づけられる沖縄県は全国15位の発電量です。
意外にも全国1位は山梨県、2位は長野県になっています。
これは沖縄の梅雨の雨が影響しています。
山梨県や長野県は雨の日が少なく、沖縄県と対照的です。

つまり、必ずしも南の地域が太陽光発電に向いているというわけではないのです。
北海道は冬こそ気温が氷点下まで下がりますが、梅雨がなく、日射量が多いため、安定した太陽光発電量をマークしています。

もちろん沖縄をはじめ、南の地方でも太陽光発電はおすすめです。
トップクラスの県と比較すると少ないというだけで、一般のご家庭の太陽光発電量としては充分な量が期待できるでしょう。

まとめ

太陽光発電にはメリットが多く、環境保護への協力や家計の潤いが期待できます。
デメリットとして金銭面が気になりますが、自治体の補助があれば申請が可能です。

お住まいの地域の日射量は発電量に影響します。
また、ソーラーパネルを設置する屋根は南向きがおすすめです。
災害時の停電も怖くない太陽光発電、導入するならぜひ活用してくださいね。

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