新築の家はシックハウス症候群になりやすい?症状の原因と対策方法

「新築物件は外装も内装もピカピカできれいだから惹かれるけれど、シックハウス症候群にが怖い…」と検討する前から諦めようとされていませんか?

家の築年数に関わらず、安心安全に暮らせる家はたくさんあります。

理想の住まいが見つかっても、そこで暮らすことで家が原因で体調を崩してしまうのは避けたいですよね。

シックハウス症候群を起こさないためには、原因や対策方法を知ることが重要。

この記事では、新居を探しているお客様が気がかりになりがちな、シックハウス症候群の詳しい症状や原因を解説します。

また、お客様自身でも手軽にできるシックハウス症候群の対策方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

すてきな新生活が送れる理想の住まいを見つけましょう。

シックハウス症候群の症状

シックハウス症候群の詳しい症状をご存知でしょうか?

「目がチカチカする」「のどが痛くなる」など人により、シックハウス症候群で出る症状のイメージが異なるものです。

例えば、「風邪」の症状。

発熱や咳、鼻水、食欲減退などのように、「風邪」にもたくさんの症状がありますよね。

シックハウス症候群も同じです。

まずは、詳しい症状や発症に個人差があるのかについてご紹介します。

シックハウス症候群による症状

変調が起きやすい部位 主な症状
チカチカする、涙
刺激感、乾燥、鼻水
唇の乾燥、咳
のど のどの乾燥
皮膚の紅斑、じんましん、湿疹、カサカサ
体調 めまい、吐き気、嘔吐、頭痛、疲れやすい

(参照サイト:シックハウス対策のページ

シックハウス症候群による症状として報告されているものは、顔だけでなく、全身にも現れています。

新しい住まいで楽しい生活を夢見て引っ越したのに、ただ家で日常生活を送っているだけで涙が止まらなかったり吐き気に苦しんだり…。

そんなつらい状況が続いてしまっては、普通の生活も難しいですよね。

シックハウス症候群の症状には個人差がある?

万が一、シックハウス症候群の症状が出てしまった場合、他の家族も同じような状態になる思いますか?

家で過ごす時間が長ければ、空気中にただよう原因物質に触れたり吸い込んだりする機会も増加します。

室内で過ごす時間が多い主婦やお年寄り、乳幼児は、シックハウス症候群の症状が出やすい傾向です。

同じ家で暮らしていても、もともとの体質や生活スタイルは家族一人ひとりに違いがあるもの。

シックハウス症候群には個人差があることを知っておきましょう。

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シックハウス症候群を引き起こす原因

シックハウス症候群の発症には、複数の原因があります。

原因を知って、シックハウス症候群にならないための対策に役立てましょう。

化学物質によるもの

家造りに使われている数え切れないくらいの化学物質。

接着剤や防腐剤、塗料などに含まれる化学物質は、常温で気化するため空気中にただよってしまいます。

気化した化学物質を吸い込むことで、シックハウス症候群になるひとつの原因です。

家の中に拡散する化学物質は「揮発性有機化合物」(VOC)と呼ばれています。

厚生労働省が使用に関して、室内濃度の指針を発表している化学物質は13種類です。

化学物質名 主な用途 特記事項
ホルムアルデヒド 合成樹脂、接着剤、防腐剤など 建築基準法による規制対象住宅性能表示で濃度を測定可能
アセトアルデヒド 接着剤、防腐剤など 住宅性能表示で濃度を測定可能
トルエン 接着剤、塗料など 住宅性能表示で濃度を測定可能
キシレン 接着剤、塗料など 住宅性能表示で濃度を測定可能
エチルベンゼン 接着剤、塗料など 住宅性能表示で濃度を測定可能
スチレン 断熱材など 住宅性能表示で濃度を測定可能
パラジクロロベンゼン 防虫剤、消臭剤など  
テトラデカン 灯油、塗料の溶剤  
クロルピリホス しろあり駆除剤 建築基準法による規制対象
フェノブカルブ しろあり駆除剤  
ダイアジノン 殺虫剤  
フタル酸ジ-n-ブチル 塗料、接着剤の加工  
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 塗料、接着剤の加工  

(参照:快適で健康的な住宅で 暮らすために

「築年数が経過した物件よりも室内に拡散している化学物質の濃度が高いのでは?」と心配されていませんか?

しかし、化学物質の使用は法律で規制されたり指針が決められたりしているので、安心して物件を選びましょう。

購入を検討している物件のシックハウス対策が気になっているお客様は、ぜひ当社のスタッフにお気軽にお尋ねください。

家の構造

昔ながらの住宅は、ちょっとした隙間が多く、空気が流れやすい間取りです。

省エネ対策として高断熱高気密の住宅が建てられるようになると、室内の空気の流れがとても少なくなりました。

気密性が高い家の構造もシックハウス症候群の原因として考えられています。

また、エアコンの使用時に、窓を開けて換気をしようとはなかなか意識しませんよね。

換気をする機会の減少や家の構造の変化が、シックハウス症候群が発症する可能性を高めています。

ダニやカビ

ダニの死骸やフン、カビの胞子は、気管支喘息やアレルギーなどを発症してしまう原因のひとつです。

実は、シックハウス症候群はダニやカビによっても症状が出ると考えられています。

家の構造の気密性が高くなった影響により、室内の湿度も高く保てるようになりました。

適度な湿度は風邪やインフルエンザなどの予防に効果がありますが、高すぎるとダニやカビが繁殖する原因に。

目には見えない物質によって体調不良になってしまうのは、とても恐ろしいですね。

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シックハウス症候群の対策方法

シックハウス対策の法制度により規定を守った住宅が建てられていますが、お客様自身でも取り組めるシックハウス症候群への対策方法があります。

ここでは、3つの対策方法をご紹介するので、快適な新生活のためにぜひ参考にしてくださいね。

換気をする

平成15年7月にシックハウス対策のための改正建築基準法が施行され、24時間換気システムが新築物件には設置されています。

そのシステムのおかげで、室内にただよう化学物質は屋外に排出されるようになりました。

シックハウス症候群の対策には、24時間換気システムの利用にプラスして、定期的に窓を開けて換気するのがおすすめです。

化学物質を室内から効率的に減らすには、窓を2カ所開けて風が流れやすくするのがポイント。

また、風が流れる室内は湿度が適正になり、ダニやカビの繁殖を防ぐ効果もあります。

窓を開けるだけで、シックハウス症候群への対策が手軽にできるのは嬉しいですね。

梅雨時や長時間の外出時など、洗濯物を部屋干しする際にも室内の湿度に注意しましょう。

部屋の中に濡れたものがあると、それだけで湿度が上がってしまい、ダニやカビが好む環境に。

除湿機で湿気を減らしたり、扇風機やサーキュレーターで風を送って空気が一カ所に留まらないようにするのが室内干しのコツです。

室内の換気を定期的にして、空気の流れを作るようにしましょう。

こまめに掃除をする

シックハウス症候群の対策として効果的なのは、こまめな掃除です。

食べ物のカスや髪の毛などが床に落ちていると、それをエサにダニが繁殖してしまいます。

ダニの死骸やフンが原因で、シックハウス症候群や気管支喘息などの体調不良を引き起こすきっかけに。

掃除をしてダニが繁殖するのを防ぎましょう。

「夫婦揃って働いているから、ちゃんと掃除をする時間なんてない」と不安に思っていませんか?

年末の大掃除のように念入りにする必要はないので、安心してくださいね。

掃除機を毎日かける時間がない場合は、フローリングワイパーで床をさっと拭くだけでもシックハウス症候群対策に。

カーペットやじゅうたんの掃除は、テレビを見ながら粘着式のローラーでコロコロする「ながら掃除」が手軽にできるのでおすすめです。

こまめな掃除がお客様の精神的、身体的な負担にならない方法を見つけて取り入れてみましょう。

化学物質をできる限り減らす

さまざまな化学物質がシックハウス症候群の原因ですが、そのひとつがホルムアルデヒド。

この化学物質は、住宅の建築の際には、建築基準法により室内への発散量が規制されています。

実は、建物の建材だけでなく、家具からもホルムアルデヒドが出てしまうことも知っていますか?

新居に置く家具選びの際には、JIS規格や室内環境配慮マークに着目してみましょう。

ホルムアルデヒドの排出に配慮した規格のものかを判断に役立ちます。

マークの種類 運用基準の認定団体 マークの意味
JIS規格
F☆☆☆☆
F☆☆☆
F☆☆
F☆
日本規格協会 ☆の数が多いほどホルムアルデヒドの放散量が少ない
室内環境配慮マーク 日本家具産業振興会 家具に使われる合板、繊維板、パーティクルボードおよび接着剤が、F☆☆☆またはF☆☆☆☆のもの塗料はホルムアルデヒドを含まないもの

(参照:健康な日常生活を 送るために

安心して購入するには、事前の確認が大切です。

製品カタログやホームページ、売り場などに、家具を取り扱うメーカーのシックハウス対策について記載をぜひチェックしてみてくださいね。

化学物質の室内への持ち込みを少しでも減らして、シックハウス症候群を予防しましょう。

信頼できる不動産会社選びはシックハウス症候群の不安解消に

シックハウス症候群の原因や対策方法がわかっても、それでも住まい探しが不安だと思うお客様もいらっしゃいますよね。

家に使われている建材や塗料などを確認するは、お客様個人では把握が難しいものです。

気がかりに思っていることや知りたいと情報を何でも聞ける不動産会社を通じて、家を購入するのが不安解消につながります。

住みたいと思える家を探すには、信頼でき親身に対応してくれる不動産会社を選びましょう。

担当者の対応にお客様がご納得いただけていないと、ちょっとしたことを相談するのも気がひけてしまいますよね。

ファミリアホームサービスでは、お客様の心に寄り添って対応いたします。

不安に思っていることをぜひ、当社の担当者にお話しください。

ひとつひとつ解決できる道を探しますので、一緒に理想の家を見つけましょう。

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